
3ヶ月位前のことだったでしょうか、うちの工房に来られたお客様が、私の描いた小人たちがぶどうを踏んでワインを作っている大きな絵を見られて購入されました。その時、帰り際に「実はうちはぶどう農家で11月に毎年数日間だけイベントをするんです。その時の案内状にこの絵を使わせてもらってもいいですか?」と聞かれました。 私は「どうぞ、どうぞ、ぜひうちにも案内状送ってくださいね」と話していたことがありました。
先日、小包が我が家に送られてきて送り主には倉富果樹園と書いてあります。 「??」
箱を開けてみると大ぶりのおいしそうなぶどうが三房。その上に私の絵が付いたはがきがお手紙と共においてありました。 「ああ、あの時の方だ!」 はがきを送ってくださいねとは言っていたけれど、こんなおいしそうなぶどうまで送ってくださるなんて! 心遣いに感激しました。
DMに使われた絵の隅にはちゃんと私のフルネームも入れてくださっていました。
三種類のぶどうはすべて違う品種で、みのう山の地下水で洗っているためそのまま食べられるということ、その中の二種類は皮ごと食べられるということなどが説明されていました。
三種類とも私は初めて食べた品種だったのですが、どれもとてもとてもおいしかったです。中でも一番好きだったのは、写真一番右の実が細長いぶどうでした。ぶどうを皮ごと食べたのは初めてかも!?
お礼状を書きながら、あらためてぶどうの感想を思い浮かべたのですが、一番に思ったのは「倉富さんご夫婦の愛情溢れる味だったなぁ」ということ。これって本当に大げさではないんですよ!
なんだか丹精込めて作ってらっしゃる様子が目に浮かぶような味だったのです。
どうしてだか私にもわからないんですが、そう感じたのです。
ここでふとわが身のことを振り返りました。
そんな風な作品が作れているかなぁって。買ってくださった方が家へ帰られて作品を飾ってくださったときに「ああ、本当に買ってよかった」と思ってもらえてるか・・
どんなに小さな作品でも妥協せずに心を込めて作っていこう。
反省も込めてぶどうを見ながら思ったのでした。